1)ぼくがタバコが嫌いな理由
ぼくはタバコを吸わない。その最大の理由は「タバコの煙が自分の肌に触れると痒くなる」、からだ。ぼくはもともと子供の頃からアトピー体質気味のところがあった。現在は子供の時ほどひどくはないが、敏感な肌であることは変わっていない。だから、タバコの煙が充満している部屋などに入ると、途端に全身の肌が痒くなる。そして、あまりの痒さにあらゆることに対するやる気が失せてしまうのである。というわけで、ぼくはタバコが嫌いである。
2)なぜこんなコラムを書いたのか
「タバコが嫌いなのはあなたの勝手、俺が吸うのは俺の勝手。なんでこんなコラムを書くの?」と、言う人がいるかもしれない。そう、勝手である。別に他人が吸うことに関しては、取りたてて文句を言うつもりはない。しかし、誰かが喫煙することにより、こちらに被害が及ぶ場合には話は別である。断固として言いたい。
自分の身を守るためには主張するしかない。なぜなら、あらゆることの行為者は得てして、その行為に対する被害には無関心であるからである。もしくは、気がつかないことが多いからである。被害者が声をあげて言わない限りは、行為者はその被害にすら気がつかないのである。だからぼくは声をあげたい。
3)歩行喫煙者へ言いたいこと
最近、道を歩きながらタバコを吸う人がかなり増えた。昔、少なくとも10年くらい前まではこんなにいなかったのではないか、と思う。おそらく、刑事ドラマやハードボイルドの影響であろうが、これは非常に迷惑な行為である。
歩行しながら喫煙すると、その煙が後方に向かって流れてゆくが、後方を歩く人はそれをダイレクトに受けてしまうのである。特に歩道を歩いていたりする場合、歩道は概して幅が狭いため、煙に対して逃げ場がない。縦列状態であるいている場合は、常に前方のからくる煙を吸い続けることになる。時に混雑している場所においても平気でタバコを吸う人がいる。混雑している場では、煙から逃れるすべはない。これほど身勝手な行為はないではないか。
また、火のついたタバコを持ったまま、手をぶらぶらさせて歩いている人がいる。これは非常に危ない。他の歩行者にぶつかることを考えないのだろうか?現に千葉県あたりで、小さな女の子目に歩行喫煙者のタバコが当たって、女の子は失明したという。事故が起きているのだから、早急に対策を検討すべきできではないのだろうか。
4)駅の喫煙所について言いたいこと
ホームには喫煙所が設けられている。これ自体は大変喜ばしいことである。分煙化傾向をさらに進めてほしいと思う。しかし、分煙自体が不徹底である点を指摘したい。せっかく喫煙所を設けているのに、風の強い日などはその役を果たしていないからである。つまり、風下にタバコの煙が流されているのである。これでは何のために分煙しているのかわからない。
JRを始めとする鉄道各社に言いたいこと、それは喫煙所に衝立をつけてほしいということ。もしくは、喫煙所をボックス型にしてほしい。確かにお金がかかるかもしれない。しかし、ホームの中央に灰皿を置いて申し訳程度に白線で囲む、これではあまりにも手抜きではないか・・・。
おそらく喫煙者が考え出した方法であろう。本当に必要としている人はこんな設計をするはずがない。
つづく(01.01.03)