ロバのティールーム >> ロバのコラム目次<時系列> >> ロバのコラム_2004/04/20
2004年4月20日(水) GWは海外に行きまっせ!!
いやぁ、暖かくなってきましたね。桜が散ればゴールデンウィークですわぁ~。今年の初っぱなにいく予定だったシチリア島は去年末から今年はじめにかけてのドタバタで敢えなく中止。1年半も海外に行かないと、出てくるんですよ、禁断症状が…。ヒツジ肉が恋しくなるのよぉ~、乾燥した大地がオイラを呼ぶわけですよぉ~。
やっぱりGWに行くっきゃないよね、って旅行の計画を立て始めたのが、3月末。その目的地として選んだのがグルジア(GEORGIA)(グルジアに関して詳しいページはこちら)。グルジアは一般的にはあまり知られていないけど僕にはあこがれの地。コーカサス地方(ロシア語ではカフカス)のまっただ中にある国です。宗教はグルジア正教といって、東方キリスト教の一派。東方キリスト教マニア?のぼくにとっては外せない土地なのだ!ということで、旅にあたってまずは情報収集。基本として外務省の渡航情報をみる….やば、治安が悪い….
調べていくうちに去年11月の無血クーデター以来、治安が悪くなったみたいだ。クーデター以降、国内情勢は安定に向かっていると思っていたんだけど、そんなに甘くはなかった。特に今年に入って極端に悪くなったみたいなので、結局あきらめる(近代以前じゃあるまし、旅は命かけてまでするもんじゃないです)。
しゃーないので、一からやり直し。そうだ、中央アジアに行こう!幸いウズベキスタンはいま治安が安定している(ウズベキスタンに関して詳しいページはこちら)。さっそく航空券の予約をする。そして3日後、タシケント(ウズベキスタンの首都)で自爆テロ。がび~ん、行けないやんけ!5年ぐらいテロがなかったのでまさに青天の霹靂!すぐには次のテロは起きないだろうけど、なんかやだし当局の取り締まりが厳しくなって旅がやりにくいだろうと踏んで断念。さて、こまった、キャンセルしてもいいがもう1ヶ月切ってるからキャンセル料が発生する。ただ金取られるのもしゃくだ。こうして旅行計画は再度振り出しに・・・。
次に考えたのが、アルメニア(ARMENIA)。ただアルメニア一国だと10日間はつらい。じゃあ、隣のトルコ(TURKEY)と合わせて...と思ったら、なんとまあ未だにアルメニアとトルコには国交がなく国境は閉鎖状態。確かにアルメニア人の虐殺の話など両国間には問題があるけど、第1次大戦の時代のことでっせ。まさか未だに国境が開いていないとは正直驚いた。よく考えたら、どのガイドブックにもアルメニアとトルコの国境越えについての記述がないな。いままで気にも留めていなかったので改めてビックリ。
アルメニアがダメならイラン(IRAN)だ!、とばかりにイランのタブリーズ(Tabriz)という町からトルコに抜ける旅を考えた。しか~し、これからイランのヴィザを取るには時間がなさ過ぎるのと、イランからトルコに抜けるのにどの航空会社を使えばベターか考えるのが面倒くさくなってやめた。だって、この旅行を企画するには、
例えば日本までの往復をイラン航空を使用の場合、まずイランのテヘランまでイラン航空で飛んでテヘランからタブリースまでイラン航空(国内線)、タブリースからトルコ東部の町へ陸路で抜けて、トルコの東部の町(例えばエルズルムErzurum)からイスタンブールへトルコ航空(国内線)、そしてイスタンブールからテヘランまでイラン航空で飛びテヘランから日本に帰る、ってことになる。
これがイラン航空以外の航空会社で日本を出発するとさらに面倒に...。
つうことで、タブリースは行きたいけど今度のイラン旅行までお預けにして、ヴィザのいらないトルコ東部を旅することにした。
つづく
注:文中の地図は PCL map collection のものを加工して使用しました。