ロバのティールーム >> ロバのコラム目次<時系列> >> ロバのコラム_2004/03/03
2004年3月3日(水) 久々に復活!!
どうも、皆様。お久しぶりの登場です。別に病気していたわけでも失踪していたわけでもないですよ。それにしてもこんなページを見てくれる人が奇特な人がいるのかな、と思いつつ、まあ見てくれる人がいなくてもいいやと思いつつ、書くわけで・・・。で、何やってたかって??そうねぇ~最近のヒットは「医学書を読むこと」です。
なんで医学書なのって言えば、昨年の11月にうちのオヤジがガンの手術を受けたからですねぇ。まあ3年前にも別のガンやってるんで、2回目なんですけどね(転移じゃいないよ、別のがんで。2度もガンにかかるとはオヤジもよっぽどついてない)。前の時はそんなに興味が沸かなかったんだけど、今回はハマりましたねぇ。
消化器系のガンだったんだけど、手術の数日前に家族が呼ばれて手術の説明を受けるわけですよ。で、こことここを切ってこうくっつけてどうのこうの、って。で、わかったこと。おれはまったく人体のことを知らなかった・・・。あまりに無知だ!!胃が何やるか、腸が何やるか、心臓がなにやるか、ぐらいなら何となく分かる。それが肝臓や膵臓、胆嚢や脾臓などの消化管のまわりにある臓器になると全くわからん!あまりにも情けない。それにオヤジの病気についてもっとしりたい・・・そんな訳で医学書を読みあさることに
まずは手始めにガンについての本を...。これは古本屋でテキトーに買い込んで来たもの。右の写真では右上の方の部類。これは一般書ですね。まあ全て読みましたよ。ただ何かものたりん。もっと知りたい!!そして何でガンなるのか?そう免疫系も絡んでる。そして免疫系の本に走ります。あ、いま免疫系の本は会社に置いてあるから、あと2冊は写真に写ってません。
この頃から(1月頃)から、化学や生物系のコーナーや医者向けの医学書のコーナーに入り浸り始めます。やはり人間の体について一から勉強しなきゃダメだ、っと。そして買ったのが「からだの構造と機能」という本。医学書コーナーで立ち読みするうちにだんだん血とか内臓とか慣れてきたので、いよいよ病気の写真集を買い始めます。不思議ですねぇ、慣れてくると胃ガンや肺ガンの写真などなんともありません。ただ循環系の本は足先が壊死してる写真とかがあって、ちょっとまだキツイかな。
この前、研修医のための外科手術の手順の本を立ち読みしたんだけど、写真が白黒でよかったです。消毒や麻酔の仕方から器具の説明から始まり、上皮や皮下脂肪のメスの入れ方、筋肉繊維に沿ったメスの入れ方を経て、開腹に至る手順が写真付きで事細かに書かれていました。カラー写真なら卒倒しそうです。開腹した状態なら見れるけど、やはりメスを入れるところからだとちょっときついな。
さらに細胞組織に興味が行って細胞学の本を買ったり、もっと細かい体の仕組みが知りたくて解剖学の本を買ったり、さらに病理学の本を経て、最近は代謝に興味が出てきて栄養学に手を出しました。もともと化学系の出だから、化学式には全く抵抗がないので、栄養学は入りやすいですね。
それにしても医学書は高いねぇ~。本屋に行って気が付くと軽く一万円超えてます!
周りから医者にでもなるのか!と言われます。もちろんなる気はありませんが・・・。
この頃「白い巨塔」の手術シーンが楽しみなんですよねぇ~。「鎖骨下静脈切っちゃった」とか「膵頭十二指腸幽門切除」とかねぇ~。
みなさん、知ってました?なんで酒飲みすぎると脂肪肝になるのかって。肝臓がアルコールの解毒の仕事ばかりにつきっきりになって、脂肪の処理の仕事を後回しにしちゃって肝臓に脂肪がたまっちゃうかららしいですよ。日本酒三合を五年間飲み続けるか、日本酒五合を一週間飲み続けると脂肪肝になるらしいよ。みんな飲み過ぎには気をつけようねぇ~。