ロバのティールーム >> ロバのコラム目次<時系列> >> ロバのコラム_2001/04/11
飲酒について 2001年4月11日(水)
しばらくあいてしまったけど、あんまり気にしちゃいません。ま、読んでる人だってたいしていないだろうから・・・。全く読者を想定していないわけではないですが、あくまでも私めの独り言ですから。
今日は飲酒について。タバコのことは別のコーナーでかなりきついことを書いているけど、飲酒についてはそこまで厳しく言うつもりはありません。というのも、勝手に飲んでいる分には人に迷惑がかかることがあまりないですしね。ただ度が過ぎる場合は別の話。やはり言いたいことが山ほどあるかな。
基本的にお酒は「麻薬の一種」でしょうね。ただ法律で禁じられているような麻薬ほどに強烈ではないし、人間には多少のトリップ体験が単調な生活に刺激を与えてくれるという意味では必要悪なのかも知れません。ぼくもたまには飲みます(月に2、3回)。ただ毎日飲むのはいかがかなと思います。お酒の主成分(といってもほとんどは水なんだけど)であるエタノールは有機物といえども分子の小さな低級アルコール、分子の小さな有機物は基本的には体の栄養分にはなりません。口から入ったエタノールは体の中で酸化されて毒性の高い物質(アルデヒド)になって、さんざん体の中を傷つけた後、人間の体を去って行きます。結局、毒を飲んでるわけです、一時の快楽のために。時には一時の快楽もいいと思いますが、それが習慣化していけば自分の体を蝕むのは必定。「大丈夫、大丈夫!」と言っている間に体はどんどん疲弊し、歳をとって気がついたときには手遅れ、自分の体は一生使うわけだし交換不可能なんですから大事に使わなきゃ。こんなこと書いていると「自分が納得してやってんだからほっといてくれ」と言う人がいるでしょうが、そういう人はほっておきましょう。ただし何十年後に病気になって入院しても泣き言はいわないでほしいですね。時々思うんですが、長年の不摂生で病気になった人の治療費のうちの健康保険負担分をなんで精進した人まで払わなきゃならないのでしょうね。ならないように努力していてなってしまった病気の人には助力をしたいと思いますが、なるのわかっててなってしまった病気ですと、緩やかな自殺というか・・・。しかし、その辺の矛盾を感じつつも苦しんでいる人がいたらやはりほっておけないのが人間のサガなんでしょうな。
また、自分の飲む酒量を自慢する人がいますが、あれはなんなんでしょうね。全く意味のない競争ですね。酒がいっぱい飲めたところで世の中の役に立つとも思えないし(役に立つとしたらビール屋か居酒屋の売上向上に貢献するぐらいか)、尊敬もできないですね。人より多く酒が飲めるということで、人より優位に立とうとしているのでしょうかね。そうだとしたら、その努力は非常に滑稽ですね。しかし、やっかいなことにこういった人たちは周りを巻き込むからタチが悪いです。飲めない人を見つけちゃ、「飲めないのか、ダメじゃないか」と言って無理矢理飲ませようとする。で、俺のほうが飲めるぞ、と言ってみたり、飲めない人を無理矢理のませてその状況を酒の肴にでもする。挙げ句の果てには、急性アルコール中毒で死なせちゃったり・・・。困ったもんです。
酔っぱらいはいけませんね。ちょっと前に線路に落ちた酔っぱらいを助けようとした人たちが酔っぱらいと一緒に電車に跳ねられましたね。助けようとした人たちの話題は今でも時々マスコミで取り上げられますが、その酔っぱらいについては何も触れられませんね。救出しようとした人たちの英雄論は論じられても、酔っぱらい批判なんかはちっとも出てこない。何か偏ってますね。ぼくも時々危なっかしそうな酔っぱらいを駅のホームで見かけますが、はっきり言って怖いですよ。それに毎朝のようにホームの至る所で見られるおがくずの跡、そう酔っぱらいの残した嘔吐物の処理後の姿です。いかに多くの酔っぱらいがいるかがわかりますね。困ったもんです。
まだ、飲酒については書きたいことが山ほどあるけど、今日はここまで。