ロバのティールーム >> ロバのコラム目次<時系列> >> ロバのコラム_2001/02/08
大学の通信課程(2) 2001年2月8日 木曜日(快晴)
昨日の続き。ま、じゃあ、どうして通信課程で勉強するに至ったかを今日は書こうと思う。会社に入って、何かこう単調な毎日を過ごすようになって、自分自身が何を置いてきたかに気がつくのにはそれほど時間がかからなかった。
どうしても歴史を勉強したい、今趣味でやっているそれを趣味だけで終わらせたくない、そんな思いがぼくを再び大学へとかりたてた。そして、大学もしくは大学院で勉強する方法を調べ始めた。
これと同じ頃、会社の先輩からモデムを貸してもらって自宅のパソコンでパソコン通信をするようになっていた。そしてその中でもニフティサーブによく接続し、掲示板に行くようになった。その掲示板でぼくが「歴史を勉強したい」思いを綴った。仕事をしながら大学か大学院で勉強したいのだが、どうしたらいいのだろうか・・・と。
しばらくしてある方からお返事を頂いた。その方によって僕は通信課程を知った。それまでは全日制(もしくは夜間)の大学か大学院にこだわっていたが、彼の話は興味深いモノであった。まず第一点に学費が安い(年間五万円程度)、そして入学試験も特にない、特定の時間を拘束される訳ではないから仕事をしながら勉強が出来る、など魅力的な部分が多かった。元手もなかったし、大学院自体にも少し疑問を感じていたから(何しろ理系の大学院を出たばかりだったから、大学院の内実は大方理解していた)とりあえず通信過程から始めてみよう、という気持ちで落ち着いた。これが正解だったと思う。ぼくは今までの経験から対面授業よりも独学のほうが向いている面があった。特に興味のある分野にはそれが顕著だった。だだ一つ必要なものはナビゲーターだったのだ。独学で自分一人でやると、やはり方向性に偏りが出てくる。それを補正するという意味では通信課程のカリキュラムは役に立った。歴史を語るのには歴史以外の知識や方法・考え方などが必要である、と通信課程をはじめて痛感した。